背中の体操ステップ2「アーチェリー体操」
背中の内側の筋肉を引き締めて姿勢を整える「アーチェリー体操」
みなさんこんにちは!
健康を貯金するちょけん先生です。
僕たちは行政や福祉施設やシニアサークルに出張型の体操教室を開催しております。
今回から3回にわたり背中の筋肉を刺激して歪みを整えていく体操を紹介していきます。
感染症が猛威を奮って1年以上が経過しています。いまだ感染予防のためステイホームが続いておりますが、長期間の外出を控えた生活によって運動不足になってしまっている高齢の方々が増えてきました。
この運動不足の影響は姿勢の歪みとしてカラダに出てきてしまいます。
ステイホームで自宅でのテレビ鑑賞や読書の時間が増えたことで私達の生活は座って同じ姿勢でいることが長くなってしまいました。
その中でも以前は外出をしたり、買い物やシニアサークル等で活動量があった方も、今までのそういった時間が座っている時間に変わってしまいました。
それにより背中の姿勢が崩れてしまい猫背になってしまうという高齢の方が増えてしまいました。
今回の体操は背中の内側の筋肉を刺激して強くしていく「アーチェリー体操」の紹介です。
今回の「アーチェリー体操」と「ボート漕ぎ体操」は同じ猫背や姿勢の歪みに効果的な体操ですが、効いてくる筋肉の部位が変わってきます。
「ボート漕ぎ体操」は肩の後ろから肩甲骨周辺の筋肉に効き、肩を後ろに引くという動作に効果的です。そして今回の「アーチェリー体操」は肩甲骨の内側の筋肉を引き締めることに効果的です。この肩甲骨の内側の筋肉は肩甲骨の複数の動きに関わってきます。今回の「アーチェリー体操」で刺激される筋肉は動きが悪くなると肩甲骨の動きが悪くなり、猫背だけでなく、肩の歪みや首の歪みや痛みに大きく影響してしまいます。この肩甲骨の内側の中心部についている筋肉の動きが悪くなるとその外側についている筋肉の歪みにも影響します。しっかり背中の内側の筋肉を刺激して猫背を整えていきましょう。
【肩甲骨の内側の筋肉の働き】
・肩甲骨を上に上げる
・肩甲骨を下に下げる
・肩甲骨を内側に引き寄せる
【肩甲骨の内側が硬くなることで起こるカラダの影響】
・猫背
肩甲骨の内側の筋肉が硬くなり働きが弱いと外側の僧帽筋に負担がかかり、凝ったり猫背になりやすい。 姿勢が崩れると体幹の動きも不安定になってしまいます。
・肩こり
肩甲骨の内側の筋肉が硬くなり働きが悪くなるとこの筋肉の外側や上についている筋肉に影響します。特に上についている筋肉が硬くなってしまうと肩が上に上がってしまい、いつも肩に力が入った状態になってしまいその結果肩コリに繋がってしまします。
・首、後頭部のコリや痛み
肩甲骨の内側の筋肉はすぐ上に後頭部から首にかけての筋肉がついています。肩甲骨の内側の筋肉が固くなってしまうとこの首についている筋肉も硬くなってしまい血流が悪くなってしまいます。その結果首や後頭部がコリやすくなってしまいます。またそのコリが慢性化してしまうことで頭痛などの痛みの原因に繋がります。
今の生活習慣が続き運動不足になってしまうと背中の筋肉が硬くなり歪んでしまいカラダに様々な不調が出てきてしまいます。
猫背は「首の痛み」「肩こり」「腰痛」「圧迫骨折のリスク」「転倒のリスク」に大きく影響します。そしてこの背中の筋肉は運動不足で硬くなってしまったり、筋力が低下してしまうと自然に元の状態に戻ることはほとんどありません。
だからこそ日々の運動習慣がとても大切になってきます。
猫背は首の歪み同様痛みやコリに大きく影響します。コロナ禍で家で過ごす時間が多くなっているご高齢の方々にオススメの体操です。
これからもしばらく続くステイホーム。運動不足で低下してしまった筋肉は簡単には戻りません。健康で不調のないカラダを維持するためにはご自身の正しい運動習慣が欠かせません。この体操で歪みや痛みの無いカラダをつくっていきましょう!
感染症が猛威を奮っている今、ステイホームをすることで感染症を予防することはできます。しかし運動不足になることでカラダは日々必ず衰えていきます。今までなにもカラダに不具合がなかったのはカラダが強いからではありません。「たまたま」です。だからこそ運動習慣がとても重要です。
今回から発信していく背中の筋肉を整える体操シリーズの3つの体操をしっかりおこなって背中の姿勢を整えていきましょう。
【猫背の原因】
・足を組む
・長時間のパソコン
・長時間のテレビ鑑賞
・ストレスを溜めやすい
・自分に自信が持てない
・コミュニケーションが苦手
【高齢者のケース】
高齢の方々は、上記の原因に加えて下記の項目が背中の丸まりの大きな原因が大きく影響します。
・骨粗鬆症
・筋力低下
・運動不足
【猫背が引き起こす病気のリスク】
・脳梗塞、頭痛
・眼の疲れ
・首こり、肩こり
・腰痛、椎間板ヘルニア
・圧迫骨折
・関節痛
・便秘、消化不良
・肺機能の低下
・免疫力の低下
・思考・判断力の低下
・自律神経の乱れ
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