転倒予防には 太ももの筋力アップ体操
ふとももを鍛えるための体操動画
僕は出張型体操教室の活動をはじめる以前、福祉施設で運動指導員の仕事をしていました。
当時、デイサービスで過ごすご利用者様はご利用時間のほとんどを座って過ごしていました。施設で座って過ごすのは、転倒や怪我を防ぐなどご利用者様の安全の確保のためには大切な事の一つです。
自宅での長時間のテレビ鑑賞と同じように、福祉施設での長時間の座りっぱなしの過ごすということはさまざまな不具合の引き金になってしまいます。
座りっぱなしの影響は、猫背だけでなく高齢になると特に太もも周りの筋肉が衰える大きな要因になります。
下半身の筋肉は全身の約70%を占めています。その中でも太ももはとても大きい割合を占めています。このふとももの筋肉は立ち上がる、座る、歩く、踏ん張るなど、生活の中で沢山の動作に関わってきます。
この筋肉はハードな運動をしすぎると疲労で硬くなってしまいますが、高齢者の場合は運動不足だけでなく、長時間座るといったように動かさなくなることで血流が悪くなり柔軟性が衰えてしまいます。
太ももの筋肉が衰えて固くなる事で骨膝の痛みのリスクが高くなってしまいます。
また、太ももの柔軟性に筋肉に左右差が出てしまうことで骨盤の歪みの原因となり腰痛に繋がります。大きい筋肉だからこそ衰えてしまうと体への影響も大きくなってしまいます。
【ふとももの筋肉の働き】
・踏ん張る
・立ち上がる
・足を前に出す
【衰えることでの影響】
・転倒
・足の疲れやすさ
・膝の痛み
・腰痛
・骨盤の歪み
この体操は家で座りながら安全に行うことができます。
この体操で太もも周りの筋肉を鍛えて不具合のないカラダ作りをしていきましょう。