民生委員制度:100年の歴史と未来への課題
こんにちは。株式会社personalityのちょけん先生(奥山雅平)です。
3月は春めきを感じる季節ですが、朝晩はまだまだ冷え込みますね。体調管理には十分お気をつけください。
さて、今回のブログでは、地域の高齢者を見守り、支える存在として重要な役割を担う「民生委員」についてご紹介します。
今月12日に民生委員の仕組みが発足されて100年を迎えたようです。民生委員の仕組みがそんなに長い年月あったとは知りませんでした。
民生委員制度とは?
民生委員制度は、1923年3月12日に発足し、100年以上がたちました。地域住民の立場から生活や福祉全般に関する相談・援助活動を行う非常勤の地方公務員であり、現在約20万人の民生委員・児童委員が全国各地で活動しています。
民生委員の役割
民生委員の主な役割は以下のとおりです。
- 高齢者や障がい者、ひとり親など、生活困窮者への支援
- 地域の見守り活動
- 災害時の支援
- 各種福祉サービスに関する情報提供
- 相談窓口としての役割
地域高齢者を支える民生委員さんは、私共も日頃の活動を通してよくお話しさせていただいています。皆様地域に貢献したいというお気持ちが強く、私共もとても刺激になっています。
地域の見回り活動をはじめ、地域になくてはならない存在です。高齢化により、民生委員の欠員率が増えている地域も増えてきています。高齢者が増えることで、民生委員の方々の負担も増えてしまいます。
高齢化社会における民生委員制度の課題
近年、高齢化が進む日本では、民生委員の負担増加が課題となっています。
- 民生委員の高齢化
- 担当地域の拡大
- 複雑化する社会問題への対応
これらの課題を解決するためには、以下のような取り組みが考えられます。
- 民生委員のなり手不足解消に向けた広報活動の強化
- 民生委員への研修・サポート体制の充実
- 民生委員と行政・民間事業者との連携強化
チーム貯健の取り組み
チーム貯健は、民生委員の方々と協力しながら、地域のサポート、支援に貢献できるよう、以下の取り組みを行っています。
- 高齢者向けの健康増進プログラム
- 介護予防教室
- 地域サロンの運営
- 孤立高齢者の見守り
まとめ
100年の歴史を持つ民生委員制度は、高齢化社会における課題を抱えながらも、地域福祉の担い手として重要な役割を担っています。
我々は、民生委員の方々と連携し、地域の活性化と住民の健康増進に貢献できるよう、今後も積極的に取り組んでまいります。
■参考
全国民生委員児童委員協議会連合会:民生委員・児童委とは:
https://www2.shakyo.or.jp/zenminjiren/minsei_zidou_summary/