ワクチンの役割・免疫力の役割

みなさんこんにちは!健康を貯金するちょけん先生です。

僕は行政の方々と協力し出張で高齢者の介護予防体操教室の開催や、福祉施設や有料老人ホームに出張したいそう教室を開催しております。

最近では楽しくお散歩やウォーキングを続けるモチベーションを維持するために全国の歩いてポイントが貯まるスマホのアプリを紹介しております。

しばらくコロナは減少傾向にありましたが、ここ最近になりまた感染者の増加傾向にあります。第8波なんて言葉もメディアでは聞くようになってきました。僕は万が一また感染爆発が起きてしまうと再び運動がしにくい環境にらなってしまい、筋力、柔軟性の低下してしまうシニアの方が増えていくのではないかとここ最近心配しております。特に運動不足で柔軟性が低下すると肩、腰、膝の痛みの原因に繋がります。筋力はもちろんのこと柔軟性は何もせずにいると低下は著しく進みます。

10月中頃から少しずつまた徐々に感染者数は増えてきており、まだまだコロナは下火に放っていないのだなと痛感させられます。新型コロナが再燃の中の生活で再び積極的な外出が心配で家に籠るシニアの方もまた増えてくることが予想されます。家に籠る頻度がまた再び増えてしまい運動不足に陥ってしまうと柔軟性が低下してしまい健康なカラダを維持できなくなってしまいます。運動不足の影響は身体状況だけに起こることではありません。運動不足は免疫機能のはたらきにも影響してしまいます。

新型コロナ第7波が一旦落ち着き、また改めて今免疫力がまた注目されてきています。

みなさまはおそらく去年はワクチンを打てばもうコロナは安心なんて気持ちになっている方はいませんか?僕も以前はそう思っていました。しかし、今の現状は予想していた理想と少し違う状況になっている気がします。僕も体操教室ではシニアの方と一緒に体操をしますし、パーソナルトレーニングではお客様とマンツーマンでトレーニングするため今までも感染対策は意識しちゃんと守ってきましたが、今回の感染者増加をきっかけにコロナの事をより深く調べたり医療関係のお客様に直接伺って恥ずかしながら知ったつもりになっていた新型コロナのこと、そして免疫力のことを知りました。

今回は調べたことと医療関係の方から教えていただいた「新型コロナのおはなし」「ワクチンの役割」「免疫力の役割」についてのお話と「免疫力が高いシニアたち」のお話をしたいと思います。

【パンデミックを引き起こすような感染は簡単には収束しない!?】 

下火になっては増加を繰り返す新型コロナですが、医療関係者のお話によると簡単に終息ってわけにはいかないようです。

今回、パーソナルトレーニングのお客様で医療機関に働くお客様に「コロナはまだ無くならないんですか?」と質問をしてみました。そしたらこんな事を教えてくれました。

「ちょけん先生病気のウィルスはそんな簡単なものじゃないですよ。今まで歴史の中で何度かパンデミックは起きていることは先生も知っていると思いますが、どれひとつとして2〜3年で終息したものはないんですよ。大体平均して一つのパンデミックが収束するのに8〜10年費やしているんです。今までのパンデミックは未知なものに対して薬やワクチンを試行錯誤で終息できてそれで終息。でも今回は短期間に幾度と変異するウィルスなんです。ひと昔と比べて医学は進歩しているけどこう変異するとワクチンは追いつけないんですよ。」

と教えてもらいました。

【ワクチンの役割】

ワクチンの役割についても教えていただきました。これはコロナに限らず全てのワクチンにいえることだそうですが、ウィルスの配列には形があり、薬やワクチンはその形のものに対して効くように設計して作られているそうです。例えばこれまでのワクチンがデルタまでのものに対応するものになっているため新しく変異してしまうとワクチンの効果は十分に働かなくなってしまうそうです。ただし今のところワクチンを打つことによって重症化の予防には繋がっているとのことなので免疫力や体力の少ないシニアにおいては打った方がいいかと個人的には思っています。

風邪の特効薬が未だ完成しないのも毎年形を少しずつ変えるからみたいです。

まとめ

ワクチンは開発段階で発生した変異等には効果的ではあるけど、完成した後に変異したウィルスに対しては十分な効果があるとは限らない。ただし重症化や死亡リスクを下げる。

【免疫機能のはたらき】

ワクチンの役割が上記のような場合だと新しい変異株にはどうすればいいでしょう?

その対策の1つが自分のカラダに元々備わっている自己免疫機能です。ワクチン打ってもかかる人とかからない人の違いはなんでしょう?僕は研究をしているドクターではないので完全にこれが正確な情報とはいえませんが健康の情報や詳しい専門の方に伺い教えていただいたことをまとめるとそれは自分の免疫機能がしっかりはたらいているか十分なはたらきができていないかの差ではないかと僕は考えています。

【免疫力を高めるよい習慣】

・規則正しい食事

・規則正しい睡眠

・ストレスを溜め込まない

・日を浴びる

・適度な運動習慣

【免疫力を高める栄養素】

・亜鉛

亜鉛は人が健康を維持するために大切な栄養素の一つです。

亜鉛は全身のさまざまな細胞に存在していて、細胞の代謝に関係しています。

亜鉛が細胞の代謝を促すことによって、免疫細胞が活性化され、免疫力が上がる効果が期待できます。

しかし、亜鉛はカラダに溜めておくことができないものなので毎日少しずつ摂ることが重要です。

なので免疫力を保つためには亜鉛を毎日摂取していきましょう。

亜鉛はレバーや牡蠣などに多く含まれていますが、これは毎日食べることができないので僕はサプリメントで補っています。

・ビタミンB

ビタミンB群と免疫の関係は、腸が持つ免疫機能の研究から重要だとされております。

中でも代表的な例がビタミンB1です。最近の研究から、腸の「パイエル板」という組織にある免疫細胞の維持にも深く関わっていることがわかっています。

ビタミンB1が減るとパイエル板は小さくなり、生体の防御機能が弱くなるといわれております。

そのため感染症にかかりやすくなる恐れがあるのです。

・ビタミンC

ビタミンCは、抗酸化作用と酵素を助ける作用を持つ栄養素です。血液中の白血球の働きも助けます。白血球には体内に侵入した細菌やウイルスなどの病原体を死滅させるはたらきがあり、ビタミンCが豊富だと白血球は能力が高くなると考えられています。

その反対に、ビタミンCが不足していると免疫が低下し風邪をひきやすくなります。実際に、風邪をひいているときは白血球中のビタミンCが減少することが知られています。

特に喫煙者は白血球中のビタミンCが減少しやすいとされています。喫煙者は積極的にビタミンCを摂取すると良いでしょう。

ビタミンCは水溶性でおしっこで外にすーぐ出ていってしまうためこまめに摂らないといけないというのがビタミン界の常識でしたが最近では優れたサプリメントが出ておりおしっことして出ていきにくい脂溶性のものもあります。僕は普段の食事でなるべく摂るようにしてますが脂溶性のサプリメントを併用して服薬するようにしてます。

・ビタミンD

ビタミンDには、「免疫機能を調節する」働きもあります。

体内に侵入したウイルスや細菌などに対して、過剰な免疫反応を抑制し、必要な免疫機能を促進するといわれています。

このため、かぜやインフルエンザ、気管支炎や肺炎などの感染症の発症・悪化の予防にも関与することが分かってきました。 

その他、がんや高血圧など、さまざまな生活習慣病を予防する効果も期待されています。

これはアメリカのコロナの死亡率の低い病院の報告によると、重症化する方しない方の違いに血中のビタミンD濃度に差があったと報告が出されていました。

僕はキノコ類から食事から取りつつ足りない分はサプリメントで補っています。

【運動は免疫機能を高める】

免疫機能を高めるための方法の一つとして僕がシニアの方々におすすめしているのが適度な運動を習慣化することです。どんなに免疫力を高める習慣や栄養を摂っていたとしても運動不足だとそれらの効果が半減してしまいます。なぜ半減してしまうかというと運動不足になってしまうことで血流が滞ってしまうからです。血流は免疫機能を高める栄養をスムーズに全身に運ぶはたらきと、ウィルスが侵入した際に免疫機能がスムーズにウィルスに向かってカラダから追い出すことに影響します。血流は道路、栄養は物流のトラック、免疫機能は救急車に例えるとわかりやすいと思います。血の巡りがよい状態の時は道路が空いていて栄養を運ぶトラックがスイスイ進み配送先に栄養を届けることができます。また、ウィルスが侵入した時には免許機能の救急車がスムーズに現場に向かうことができます。血流は筋肉のしなやかさに関係しますが、筋肉をしなやかにするためには運動習慣なしには身につきません。しなやかな筋肉は「きつい運動」や「辛い運動」ではなく毎日無理なく適度な運動習慣によって身につきます。

【体操教室にご参加頂いているシニアの方々】

運動習慣が免疫機能のはたらきを高めるとお伝えしましたがそれを証明する事例が一つあります。それが僕たちの出張型ちょけん体操教室です。新型コロナが蔓延してもうすぐ3年になります。7月に用紙による匿名のアンケート調査を僕が開催する全ての体操教室において今まで1人のコロナ感染者も出ていません。適度な運動が習慣化されたことで血流がよくなり免疫機能のはたらきがよくなったではないかと考えています。1番お歳上のお客様では90歳を超えた方もいらっしゃいます。年齢によってカラダの衰えと変化は著しく進みやすくなってしますが、年齢に関係なく何歳からでもよい習慣を身につけることで免疫機能はそのはたらきを取り戻すことがご参加されているお客様をみて実感します。

コロナ前までは「杖をつかずに歩けるようになりたい」「膝の痛みをなんとかしたい」「腰の痛みを改善したい」が主な体操への参加理由でしたがコロナ禍の今は、以前の目的はもちろんですが「がコロナに感染しないために免疫力を高めたい」という思いの方も多くご参加頂いております。

まだしばらく続く可能性のあるコロナ禍を元気に乗り越えていくためのカラダを一緒に目指しましょう!

この記事を書いた人

出張型のシニア・高齢者向けの体操教室トレーナーをしています。
イベント企画会社、法人様、自治体、地域包括支援センター、介護施設、グループホームなど様々なところからご依頼をいただいております。大手介護施設から新宿の大手百貨店、400人規模の会場から10人規模の体操までお客様のご要望に合わせて対応いたします。

全国どこでも出張対応しています。シニア・高齢者向けのイベントのお考えの方はまずはお気軽にご相談ください。

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